四方山会
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2009年6月アーカイブ



民俗文化サークル 四方山会
会長  河合 克行

 多様化している現代社会の中において、私達は年齢や立場を超えた同じ目の高さで、物事を見たり、考えたり、活動するということが少なくなってきた。同じ目的を成すために相手の境遇や立場を理解し、同じ価値観で歓び、悩み、楽しみ、哀しみ、泣き、笑うことを私は “祭りの視線で物事を考える” と言っている。

  縦割り社会においてはその時代の価値観で人々は序列化され、その立場と存在が決められてしまう場合が多い。‘暗いより明るい方がいい’‘短いより長い方がいい’‘遅いより早い方がいい’‘貧しいより裕福な方がいい’といった価値観がもし常識的なことであるとするならば、私達は大きな社会の死角の中で生活を営んでいることになるのではなかろうか。現代の画一化された評価尺度という覆いを取り払うと、人の気持ちの活きた姿がよく見えてくる。祭りという場はさまざまな気性や人間性や生き様を尊重し、互いに認め合う空間でもある。そのため、皆祭りに酔い、快い解放感を味わうことができる。また、祭りの中では皆互いに“氣”の融合を図ろうと無意識的に努力する。そこに祭りを通じての団結心が芽生え、特有の“氣質”が生まれてくる。いわば、祭りとはその街の地域性を育てる‘ゆりかごなのである。

  祭りの中には拘束というルールはない。見知らぬ他人同士が祭りという目的を共有する時、誰しもが自ずとお互いの存在を尊重しようとする自己自制を働かせ、お互いを結ぶ“絆”という気持ちの支え合いで規律がつくられ、理想的な仲間意識が生まれてくる。

  私達は祭りを通じて感動を表現できる人間社会を目指している。社会へ私達の思いを確かに響かせるためには、個としての行動に限界があるため、群れとしての感動表現に意義を感じている。祭りという群集の中で私達は常に最大限の自己表現を行い、自己活性化を図る。しかし、祭りを愛する人達は自分だけが祭りの中の主権者となることを拒む。「メダカは成長してもメダカである」という美徳を自覚しているからである。

  各世代の生きた生活風潮や技をその時折の心の様相と共に言葉や体験で伝えていくことは社会教育上も大切なことであり、最も日常的で単純な継承方法でもある。祭りはこれら地域の実勢を伝える場であり、地域社会の開かれた人間広場でもある。社会環境は変わっても人間社会の中で伝え継がれる心の様相にさほど大きい違いはないはず。私達は姿、形を変えながらも先人の智恵を伝承し、活かすことに誇りを持っている。

  社会の活性化の担い手はいつの時代においても若者であるように、どのような祭りにおいても活性化の主役は若者以外にいない。時代を最も敏感に反映している心と情熱と新しい発想が次世代への掛け橋役として相応しいからである。祭りは誰しも心の故郷であり、すばらしい祭りのあるところにはすばらしい若者が集う。そして、理想的な祭りを求めている地域は、すばらしい地域を創造していることの意思表示でもある。

 

昭和49年民俗文化研究会として発足し、現在、お祭りを通じて人と人との親睦を深め、元気な街づくりを担おうと山形の花笠踊りを中心に、各地のお祭りや踊りを積極的に取り組んでいるサークルです。

四方(しほう)山に囲まれた山形の地で、若者が祭りの中で四方山話を語らい、地域の活性化を図ろうという意図で『民俗文化サークル 四方山会』と名付けられました。山形を代表する花笠踊りを取り組む会員のエネルギー溢れる姿が、マスコミ等を通じ全国に紹介されてからは、踊りのダイナミックさも手伝い、全国各地から“踊り披露の依頼”や“祭り取り組みへの問合わせ”が多く寄せたれるようになりました。現在、中・高校生を含む10代20代の若者を中心とした会員150名、小学生を中心にした『ちびっ子四方山会』70名で活動しています。

山形の夏の夜を彩る花笠祭りでは、上山(8/34)、山形(8/567)、天童(8/8)と毎年連続6日間、パレードのトリを務め、市民や観光客と一緒に祭りを盛り上げています。

年間活動は、山形県内外での各種イベントをはじめ、最近では国外での催しにも参加しています。また、県内外の小中学校の「総合的な学習」等における体験学習の依頼も多く“民俗芸能としての花笠踊り”の意義を広く啓蒙する運動も進めています。

また、四方山会は“阿波踊り”では『山形んだず連』、“YOSAKOI踊り”では『舞群(きょうぶぐん)』、山形の風物詩“餅つき踊り”では『出羽餅搗(でわもちつきどう)』と名前を改め、幅広い活動を行っています。

 

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